店舗に来られたお客様のお話
こんにちは!
TAVARATスタッフのマエガワです。
今回はTAVARATの実店舗をご紹介をさせていただきます。
場所は泉佐野市という大阪の南にございまして、電車だとJR日根野駅か、南海泉佐野駅が最寄りになります。
事務所と併設しており、外観が分かりづらく「通り過ぎてしまった」や「入るのに少し勇気がいりました」というお声もしばしば。。
それでも、有難い事にご来店いただくお客様が少しずつ増え、遠くからお越しいただく事もございます。
担当のスタッフがおりますので私が接客する事は稀ですが、以前「彼のプレゼントを探しにきました。」というお客様がいらっしゃいました。
何をプレゼントしようか悩まれた結果、「swing」というclifeのキーホルダーに決まったのですが、革の色でも非常に悩まれてました。
「グリーンにしようか、、ネイビーもいいな。。」
見比べている展示品を見てみると、ネイビーは日焼けにより少し色味が変化しておりましたので倉庫から新品をお持ちする事に。
ネイビーの色味を見て「いい色ですね~!」と言っていただけた時はじんわりと嬉しくなったのを覚えています。
最終的にネイビーのキーホルダーをご購入いただき、ラッピングをしてお渡しいたしました。
キーホルダーは無事に喜んでいただけたのでしょうか。
・・きっと大丈夫だろう!と思いながらこの記事を書いております。
平日の11時~17時のみの営業となりますが、店舗ではオンラインストアで気になった商品を実際に手に取っていただけます。
「手袋が気になるけど、サイズ感はどうなんだろう」や、「革の質感を確かめたい」というお客さまは是非お越しください。
詳しくはこちら→店舗案内
時間が合わない、距離的に難しいという場合はお問合せにてご質問にお答えいたします。
お問合せはこちら→問い合わせフォーム
只今、新社会人を応援する,「フレッシャーズフェア」を開催いたしております。
今年の春から社会で働くフレッシュな男性へ向けて、仕事で必要なシンプルで決まるビジネスグッズをセレクトしました。 新社会人のお祝いやプレゼントにも是非ご活用ください。
プレゼントを贈る側も受け取る側も、皆さんに喜んでいただけたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
5ブランド共通ショッピングページ「cyberl town」
こんにちは!
TAVARATスタッフのニシです。
今回は、かなり遅くなってしまいましたが、
昨年11月から公開されているこちらのページを紹介していきたいと思います!
こちらの可愛らしい画像。実はおかしなところがあります。
いったいどこがおかしいのだろうと悩んでいるのではないでしょうか?
なんと...。
タバラットでは販売していない商品が沢山写っています!
気付いた方はタバラットマスターですね...!!
そして、この画像で大きく書かれている「5人の家族」ってなんなんだろうとなっているかもしれません。
このページの肝とも言えるこの言葉は、5つのブランドのことを指しています。
◆5人の家族とは◆
サイバール株式会社が運営する5つのブランドを1つの家族として表現しています。
それぞれが扱っている商品を簡単にご紹介いたします。
■タオルショップ ブルーム
タオル製品を中心にベビー用品、バスローブなども扱うショップ
人気商材:バスローブ、バスタオル、フェイスタオル
■TRAN PARAN
キッチン用品を含むギフトに最適な生活雑貨のショップ
人気商材:マグカップ、ブランケット、ガーゼタオル
www.tranparan.jp
■asoboze
メンズ向けバッグと革小物・雑貨のショップ
人気商材:エコバッグ、ビジネスバッグ、ポーチ
■oruTa
オリジナルタオルの製作やタオルの卸販売のショップ
人気商材:刺繡入りハンカチ、サーフポンチョ
■TAVARAT
革や金属をメインとしたメンズ雑貨のショップ
人気商材:財布、ベルト、ネクタイピン
そんな様々な商品が一覧で閲覧できるページ
それが「cyberl town」です!
サイバールには、各部署の商品が綺麗に展示されたショールームが存在します。
なかなかお客様には見せることのない場所ですが、これをweb上で見せることができればいいのに...と考えたのが始まりでした。
数回の打合せを経て、バナー撮影に入りました。
タオルや革小物、金属製品など幅広いジャンルの商材でバナーを撮るということが、全員初めてだったので様々なレイアウトを試してみました。
完成したのが、冒頭の画像になります!
今後もイベントやシーズンの変わり目でバナーがどんどん変化していきます!
バナーの変化がちょっとした楽しみになっていただけたら嬉しいです。
これからのお買い物に少しでも、「cyberl town」がお役に立てば幸いですー!
TAVARAT公式PV撮影秘話
こんにちは!TAVARATのサトウです。
街中でイルミネーションを見たり、クリスマスソングを聴いたりすると、
もうそんな時期かぁ、、、としみじみと感じますよね。
緊急事態宣言も明け、長らく続いていた緊張感のある空気感から、
少しづつにぎやかなムードの変化を肌で感じます。
12月も第3週に突入し、今年はあの人に何を送ろうか?と
クリスマスプレゼントを探し始めた人も多いのではないでしょうか?
そんな中でTAVARATでは、
最近はじめての公式プロモーションビデオを公開いたしました。
PVのコンセプトは「近くのひとから しあわせにしたい」
そこで今回は、PV公開までのコンセプトの構想から撮影までの
メイキングストーリーをお見せできればと考えております。
最後まで楽しんでいただければ幸いです。
■PVの構想~コンセプト決定
PVの構想が始まったのは、まだまだ暑い7月のお話です。
ことしに入ってからもまだまだ緊急事態宣言と自粛生活が続き、
世間ではプレゼントを贈りたいけれど会うことができない状況が続いておりました。
そのなかでネットショップである当店でも、ギフトのご注文をいただくことが増えてきており「ネットショップで注文してプレゼントを贈ること」を考えるようになりました。
コロナ禍になって、
はじめてネットショップでお買い物をした。という方や、
TAVARATで初めてプレゼントを贈るといった方に安心して注文をしていただきたく、
お客様が注文してから、実際にお手元に届くまでイメージができるような、
PVを作りたいと考えるようになりました。
それにあわせて、実際のところ一緒に住んでいる家族のためのギフトとして選んでいただくことも多くそういった"物理的にも関係的にもちかくの人をしあわせにしたい”という気持ちを大切にしたいと考え撮影に向けて打ち合わせを繰り返しました。
■PV撮影日当日
今回PV製作でお世話になったのは、南大阪の貝塚市を中心に看板をはじめ、
デザインや動画作成などの制作を手掛けている株式会社アリシア様。
撮影前の打ち合わせの段階から僕らの考えた動画のイメージを、独自の視点から
さまざまなアイデアをいただき、回数を重ねるたびにカタチになっていくのを感じました。
・店舗と事務所シーンの撮影
アリシアのスタッフチームの方々に、朝早くから現場入りをしていただき、
店舗の撮影やギフトチャームの刻印風景を撮影しました。
普段はなかなかお見せすることができないのですが、
ギフトチャームも一つ一つ手作業で刻印させていただいております。
こちらは仕事シーンの撮影風景。
こちらのメンズモデルの方はこういった撮影ははじめてとのことで、
撮影を見守るこちらにもかなり緊張が伝わってきました。
無事に午前の撮影が完了し、次なる撮影場所へ、、、、。
・おうちのシーン(午後の部)
次なる撮影スポットとして訪れたのは、かみえ工務店様のモデルハウス
kamie-k.co.jp
天然木を基調としたモデルハウスで、あたたかな光が部屋全体を包み込み、
柔らかで優しさの感じる部屋に撮影で向かった一同の気分を和ませてくれました。
ここからは朝の出勤や商品が実際に届くシーン。
朝の出勤のシーンでは、このモデルハウスの特長のひとつでもある、
柔らかな日差しを活かしたい!と思い若干の曇り空の中よいタイミングを待ち続け、
今がチャンス!といったタイミングを見計らい撮影に試みました。
続いては商品が自宅に届くシーン
商品が実際に手元に届くシーンの撮影
合図とともに、玄関先のチャイムを鳴らし撮影スタート!
男性モデルの演技も午前の撮影を経て力が抜け、より自然な雰囲気に。
商品を受け取ってからの歩き方や自分は注文していない商品が届いたときの
なんだろう?という表情などよりリアルな雰囲気で引き込まれました。
また女性モデルの方も、商品が自宅に届いたときの期待の表情や
旦那さんが名刺入れを手に取り驚いている姿を見る表情など視線で語る演技は、
素晴らしかったです。
・おうちのシーン(夜の部)
ここからは帰宅~夫婦で仲良く食事をするシーンから、
仕事を頑張る旦那さんのシーン。
撮影も進み、家の外も暗くなってきたため夜のシーンの撮影へ。
今回出演している奥さん役は、当店の女性スタッフです。
こちらもこういった撮影ははじめてとのこと。
最初はかなり緊張感が伝わってきましたが、
テイクを重ねるごとにかなり自然な演技になっていきました。
ここからは夫婦で夕食の準備をするシーン
時間にすると4~5秒ほどのシーンですが、夫婦の楽しそうな空間を撮影したく、
二人のフリーの会話を15~20分前後カメラを回しました。
当日、初対面だったモデル2人は合間の時間で仲良くなってきたとはいえ、
15~20分話すことないよーと若干タジタジな状態でした笑
ですが、二人のおかげもあり、
やんわりと温かく心に沁みるような、夫婦団らんのシーンが取れました。
・いよいよ次は最後のシーン
奥さんが食後も仕事を頑張る姿を見て、名刺入れを注文するシーン
いわゆるこのPVの肝となるシーンですが、、、
ここで筆者のサトウも撮影に参加させていただきました!
普段デスクワークのなまり切った身体には、プロのカメラは重すぎました笑
そんな重要なシーンも、プロの制作スタッフの方たちが完璧に撮影していただき、
長かった一日の撮影も見事クランクアップ!
普段は見れないPV製作の撮影現場に同行でき、
僕たちが伝えたいことと、アリシアさんの技術とアイデアが組み合わさり、
今回のPVが完成いたしました。
普段見ている1分の動画もこうやって誰かが1日からそれ以上かけて、
企画→撮影→編集の上作られていると考えると見方も大きく変わってきそうな気がします。
そういった形でできたタバラット初のPVぜひ一度見ていただけましたら幸いです。
www.youtube.com
最後まで読んでいただきありがとうございました。
TAVARAT 佐藤
陶器のネクタイピン・カフスが出来上がるまで
コロナ禍の難しい日々に少しずつ明るい気配を感じつつある今日この頃、皆様いかがおすごしでしょう?タバラットデザイナーのミナミダです。
今回の記事では、タバラットとして新しい素材へ挑戦することになった陶器のネクタイピンとカフス、その生産工程を抜粋にはなりますが、みなさんにも見ていただきたいと思います。
まず初めに。陶器は土を焼き上げて作ります。お皿やマグカップなどの大きいものでも焼く前、後の大きさ・形の変化を様々に想定しながら製品としての形に整えていきますが、小さくなればなるほどその変化は大きく、形を整えることが困難になります。特にネクタイピンのような細く薄いパーツは焼いた際に反りあがり、土台との接地を難しくします。
「極力均一なサイズに。」「立体感を出しつつ、裏面を極力フラットに」
その難しい問いに応えてくださった窯元は一緒に製品づくりをしていただいた美濃焼の産地、岐阜県土岐市の晋山窯ヤマツ。形、釉薬の配合調整、焼き物の温度、何度と施策を繰り返しながら、課題を解決して頂きました。
窯元:仮型を作る→形を成型する→釉薬を調整→焼く→試作完成
私:極力形の個体差を無くしたい。それと、土台との接地面をフラットにしたいんです。
窯元:陶器の性質上、この小さいサイズではかなり難しいですが・・・頑張ってみます!
私:ありがとうございます。
窯元:仮型を作る→形を成型する→釉薬を調整→焼く→試作完成
「反りを少なくするため、裏側にくぼみをつけてみました。」
私:統一感がでてきましたね!ただ、土台との接着には凹が強いと難しくて・・・
窯元:・・・・・・・・頑張ってみます!
私:よろしくお願いします!
窯元:仮型を作る→形を成型する→釉薬を調整→焼く。
このようなやり取りの中でかかった2年という歳月。陶器で本来作るものではないタイピンやカフスのパーツに対して、熱意をもって取り組んでいただいた窯元の試行錯誤とご協力には感謝しかありません。
こうして出来上がった製品の製造現場を、写真とともに見ていきましょう。
まずこちらは、型で成形した素地を一度素焼きしたあと、釉薬を塗る前に細かなほこりなどを飛ばしているところです。この時に、形が悪いものなど検品も同時に行っています。
次に、検品を終えた素焼きに釉薬を塗っていくのですが、小さなものなので、網目のフライ上げを使い一つずつ釉薬の中にサッと浸していきます。
通した後は、釉薬が均等な厚みになるように、スポンジで多めに付いた釉薬を吸い取ります。
ちなみに、ネクタイピンの台座との接着面には釉薬が付かないよう、あらかじめ撥水剤を塗布しています。
釉薬を塗り終わったものを2回目の焼き、本焼成することで陶器としてネクタイピン・カフスのトップが完成するのですが、素焼き・本焼成ともに、温度によって出来上がりが変わったり、土の収縮率を考えて最初の成形をする必要があったりといくつもの工程をクリアして出来上がります。
こうして見比べると、普段作るものとのサイズ感がはっきりとわかります。
そうして出来上がったものが、どんな工程から成り立っているのか想像してみると、目の前にある”もの”以上の拡がりを楽しめるのではないでしょうか。
さて、陶器は完成しましたが、まだネクタイピン・カフスにはなっていません。台座は、タバラットのネクタイピン・カフスを制作いただいている大阪の宇内金属工業さまにご協力いただき、塗装を施した台座を作っていただきました。台座の平滑な部分と、目に見えない僅かな凹凸がある陶器との接着・・・こちらも本当に簡単ではなく、苦労がございました。
当初メッキのかかった台座も検討していましたが、陶器の質感を活かすことを考え、メッキではなくマットな塗装仕上げの台座に決定。カラーも、ブラックとグレーというモノトーンにして陶器の質感・色がより引き立つことを意識しています。
こうしてたくさんの工程を経て完成した陶器のネクタイピンとカフス。素材特有の質感は、金属や革とはもちろん異なっていて、ネクタイやシャツの繊維ともまた異なります。そこに釉薬が加わることで出来る、金属よりも柔らかい光沢感や、素地が活きるマットな質感。それらを洋服に組み合わせて生まれる新鮮さ、高揚感をぜひみなさんにも感じていただきたいです。
以下のリンクから商品ページをご覧いただけます。
私が使う3つのお財布
こんちには!
TAVARATスタッフのニシです。
今回は、キャッシュレス化に伴って進化した私のお財布の使い方を紹介したいと思います。
こちらが私の使っているお財布達です!
◆電子決済
最近、かなり使用頻度が高くなってきました!
使える場所も増えたことで、今では手放せないものとなってしまいました...。
私的使い方:
自分がお会計時、後ろに人が並んでいると少々焦ってしまうので、お釣りを受け取ったりする動作がなくなるだけで安心できます。スマホはどこにいっても持っているので、急にコンビニに立ち寄ってもすぐに欲しいものが買えるって素晴らしいですよね!
収納場所:ズボンのポケット
主な使用場所:コンビニ、ショッピングセンター...etc
◆Tps-088 リスシオ小銭入れ
とてもお気に入りの小銭入れです。デザインに一目惚れしました。
電子決済が来るまでは一番使っていましたが、最近は使用頻度が落ちてしまいましたが、まだまだ現役です!
私的使い方:
小銭入れを持っていなかった時は、会計時に電子決済が対応していないことを知った時、現金を取り出すのにかなりモタモタししていました。小銭入れを持ちだしてからは、リュックのサイドポケットに入れて、サッと取り出し支払うことが可能なりました。これがかなり便利!サイドポケットがないものでも取り出しやすい位置に入れてるだけでもだいぶ変わると思います。喉が渇いたときの自動販売機なんかでも重宝しています。
収納場所:鞄のサイドポケット / 内ポケット
主な使用場所:自動販売機、食券機...etc
商品ページ:
◆Tps-033 キップレザー長財布
上2つで紹介した決済方法があると、使う機会もかなり無くなってきましたが、やっぱり完全に持たなくなると困るお財布です。あとやっぱり、長財布や二つ折り財布のような財布でお会計する姿ってなんか格好良いですよね!
私的使い方:
クレジットカードや保険証、定期的に行く歯医者や病院などのあまりとりだす機会が少ないカードをいれています。病院や歯医者などは現金支払いのみが多くて、支払いも少し高い時があるのでこの長財布を取り出すことが多いです。
収納場所:鞄の奥
主な使用場所:病院、レストラン...etc
商品ページ:
いかがだったでしょうか?
私がかなり小銭入れを気に入っていることが伝わってしまったんじゃないでしょうか...。
キャッシュレス化に伴って変化していった財布の使い方。
使いやすさ、コンパクト、デザイン。
何を重視するかで多種多様な使い方が生まれると思います。
是非、自分だけのスタイルを見つけてみてくださいね!
▼タバラットで扱っている財布はこちら
大公開!!真鍮バングル『Press』の製造現場を初披露
今年の夏からTAVARATにて販売を開始した、真鍮バングル【Press】
https://www.tavarat.jp/c/tiepin-cufflinks/bangle/Tps-136
おかげさまで、多くの方にお求めいただいており、
現在、大急ぎで追加の生産を行っております。
そのため、追加生産に合わせ、
今回はバングル『Press』製造の裏側を大公開させていただきます。
もうすでにお持ちの方は、その裏側を知ることでより魅力的に!
まだ、お持ちでない方は検討材料にしていただけるかと思いますので、
ぜひ、お読みください。
◆材料とりだし
もともとのバングルの材料は、この細長い棒状の真鍮。
こちらを加工する事でバングルの形にしていきます。
◆切断
先ほどの細長い真鍮を、ちょうどよい長さまで切っていきます。
まだまだ完成の形までは程遠いです。
◆全面平押し
この製品の特長でもある、全面平押しのこの工程。
ひとつひとつ機械にセットし、プレスを加えることで
切り出しとは違った、平べったい柔らかな形が出来上がります。
◆刻印押し
画像では、すこし分かりにくいですが、
商品の左はしにブランドマークを刻印しております。
↑製品版ではこんな感じ。
細かいながらも、きちんと刻印されております。
◆両端面取り
直接肌につける製品なので、製品の両端のバリ(細かなとげ)を取り除いていきます。こちらも一本一本手作業で、やすりで削っていきます。
◆なまし
こちらはなましという作業。
次の曲げの作業のために、バーナーで火を入れ柔らかくしていきます。
温度を計りながらというわけにもいかないので、表面の色を見ながら
溶かさないかつ、適切な柔らかさになるよう職人の技で火を入れていきます。
火が通ったら、しばらく置いて冷まします。
◆曲げ
先ほど、火を通し柔らかくした真鍮を型に合わせて曲げていきます。
ひとつひとつ手作業で、細かく調整しながらサイズ調整をしていきます。
型に合わせて曲げた製品。
様々な工程を経て、ようやくバングルらしくなってきました。
◆バレル
大きなタンブラー型の機械に製品と研磨用の石を入れ回すことで、
磨き、角をとっていく作業です。
この後、さらに研磨やメッキなど、
さまざまな工程を重ね、製品の完成となります。
本ブログを読んで、製造の裏側をしっていただく事で、
製品の見え方が変わったのではないでしょうか?
シンプルな製品でも、ひとつひとつ職人の手によって生み出されております。
実際に直接見ることがあまりない部分ではありますが、
こちらの部分も、製品の魅力のひとつでございますので、
こうしてお伝えしていければ!と考えております。
本文を読んでご興味をもって頂いた方は、製品ページも見ていただけますと幸いです。
◆真鍮製バングル【Press】
https://www.tavarat.jp/c/tiepin-cufflinks/bangle/Tps-136
ベルトのサイズ調節方法
タバラットでは色々な形や革のベルトをこれまで作ってきましたが、ネットショップということで実際に装着できないこともありまして、基本的にいずれもサイズ調節(短く)が可能な金具を取り付けています。
慣れていらっしゃる方には必要のない話かと思うのですが、ベルトも年々使わないシーンも増えてきまして、普段からまり使用されない方もいらっしゃいますので今日はベルトのカット方法についてお伝えします。
タバラットには2種類の金具タイプがございますので、それに沿って解説します。
■用意いただくもの
- 精密機器用マイナスドライバー
- セロハンテープ(またはマスキングテープ)
■一般的なサイズ調節金具
↑タバラットが扱うベルトの中で、CLICK FIT(クリックフィット)バックルを除いたベルトについている、一般的に普及しているタイプのサイズ調節金具です。
①まずは精密機器用のマイナスドライバーを用意し、金具の穴(形は商品によって異なりますが概ね差し込む位置は同じです。)に差し込み、てこの原理で上に金具を押し上げます。少し浮いたらOkです。
②指で金具を押し上げます。写真は指が左にありますが、実際は①で少し開いた金具を指で上に押し上げて開きます。この際、革に金具が刺さっている状態で引っ掛かりがあるため、少し力を入れながら開いていく必要があります。180度ひらくとベルト本体を抜くことができます。
③切断したい場所が中央になるよう、テープを貼ります。テープが両サイドのステッチのホツれを予防します。
④ハサミで切断します。一度切断するともとには戻せませんので長さの確認を行ってから切断するようにしてください。
⑤金具にベルトを戻します。この際、ずれてしまうと斜めになるのと、そこにトゲの痕がついてしまって調整がしにくくなりますので1回でうまく左右を整えながら戻してください。右手で金具を抑えながら、左手で微調整をする感じです。
⑥完成です。動画でも解説していますので静止画で分かりにくい場合はこちらを参照ください。↓↓
■クリックフィット金具
タバラットが扱うなかで、オートロック式のクリックフィットバックルを採用しているものがあります。下記の形がそれです。
こちらはバックルとサイズ調節金具が一体になっていますが、サイズ調節の仕方は一般的な金具と全く同じです。
①精密機器用のマイナスドライバーを写真の部分に差し込み、てこの原理で上に金具を押し上げます。こちらも少し浮く程度でOkです。
②指で金具を押し上げます。一般的なサイズ調節金具よりも固いと感じる方が多いかもしれません。こちらも180度まで開き、ベルトを引き抜いてください。
③切断したい場所が中央になるよう、テープを貼ります。
④ハサミで切断します。オートロック式なので一定の範囲(凹凸の黒い部品が埋め込まれた部分)に入っていればOKですが、装着した時の見え方がご自身のイメージになるよう事前に長さは確認しておいてください。
⑤金具にベルトを戻します。こちらもズレに気を付けて頂きたいです。一定の力が必要になりますので指でしっかりと抑え込んで、装着してください。
⑥完成です。クリックフィットver.の動画はこちらです。↓↓
以上となります。参考になれば幸いです。
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TAVARAT店長 ヤマモト
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[TAVARAT 公式オンラインストア]
※楽天市場、Yahoo!!ショッピング店、amazonにも出品中。
[TAVARAT アンテナショップ]
※営業日はgoogleマップ詳細をご参照下さい。
ベルトのひび割れが起こる理由と補修方法
ベルトを使用していると、よく曲げる部分や負荷がかかりやすいピン穴付近がひび割れがおこる事があります。
今回はひび割れが起こりやすいカラーやその理由と、補修方法をご紹介いたします。
Tps-130のベルト は染料によって革の芯まで染めた後、 顔料によって表面を染めたセミアニリン仕上げ。 一定の革らしさを残しながら、均一で落ち着いた仕上がりが特徴です。
経年変化しにくく、きれいなまま楽しめますが、画像の様にホワイトは仕様上、革の芯まで白く染める事ができません。
そのため表面のみを顔料にて染めており、ひび割れた際に地の色が目立ちやすい特徴がございます。
味としてお楽しみ頂く事もできますが、気になるという方は下記の方法で簡単にお手入れが出来ますので是非試してみて下さい。
パレットなどの上にホワイトのアドカラーを出し、少量の水で少しずつ溶かします。
※ホワイト以外は他のカラーを使用して調整が可能です。
次にひび割れた部分にアドカラーを塗っていきます。
テストとして筆で大まかに塗ってみましたが、アドカラーのホワイトとベルトの色が若干異なっていた為、塗った部分が目立ってしまいました。
そこで本番はヒビ割れた部分のみに爪楊枝を使い、塗っては馴染ませ、塗っては馴染ませるを繰り返すことに。
ひび割れた部分のみに塗って、
馴染ませるを繰り返します。
少し手間はかかりますが、綺麗な仕上がりになりました。 塗料が乾いたら完成です。
いかがでしたでしょうか?
カラーによってひび割れしやすい特徴はあるものの、ご自身で補修する事も可能です。
お手入れをしたベルトはさらに愛着も湧きますし、綺麗に出来上がると嬉しいですよね。
ご自宅で簡単にできますので、是非ためしてみて下さい。
ひび割れしにくいピン穴が無いタイプもございます。
詳しくはこちら↓
名刺入れKASANELをもっと知りたい方へ
こんにちは、タバラットスタッフのミナミダです。
今回は先日販売を開始した、折り畳む形が特徴の名刺入れ「KASANEL(カサネル)」のもっと詳しいディテールについて、お話ししたいと思います。
KASANELは社内の5部署が合同で行っている商品開発プロジェクト「いっしょにちがおう」から生まれた製品です。
オンラインストアのトップページにも載っているので、見て頂いている方もいらっしゃるかと思いますが、プロジェクトでは社内のデザイナーが集まり部署の垣根を跨いだ商品開発を行っています。多数の案があった中からKASANELを進めることになったのですが、詳しく知りたい方はリンク先を読んでもらえると嬉しいです。
↓
さて、商品ページには書き切れなかった商品化の際の工夫をご紹介していきます。
- 製品の厚み
左右を見比べてみると一目でわかるように、製品の方(右)はぺたんときれいな形です。これは、製品を広げた時の四つの角の作り方をポケットの形からスリットの形に変更したことで、収まりのよい形になっています。
- 綺麗に折り畳める
薄いものだと分かりにくいですが、厚めの紙などを4つに角が揃うように折ってみると、厚みがある分どうしても角が揃わないことが分かると思います。
KASANELも革の厚みがあるので、長方形を折っただけでは角が揃いません。そこで、工場のアイデアでほんの少し全体を台形になるようにしました。折りたたんだときに内側に入る部分が小さくなることで角が揃うようになっています。
ご紹介した2点のように、一見すると気づかないようなこだわりは、世の中の色々な製品に込められていると思います。例えば身の回りのお気に入りのモノをじっくり見てみると、思わぬ発見があるかもしれませんね。
商品ページは下のリンクよりご覧いただけます。
金属製品への名入れについて
こんちには!
TAVARATスタッフのニシです。
今回は少し遅くなりましたが、今年からタバラットで始まった
「金属への名入れ刻印のスタート」について話していきます!
今までタバラットは、革小物だけに名入れをしていました。
名入れはプレゼントにも自分用にも大人気です。
数年前から金属製品にも名入れを始めたいという話は度々社内でありました。
そして、今年遂に・・・
レーザー刻印機を購入しました!
(下駄箱が写っているのは恥ずかしいですね...)
レーザー刻印機が1月末にやって来たのですが、
緊急事態宣言の影響で、僕が在宅ワークになり発売まで時間を要してしまいました。
週に数回出勤して準備をしていくのですが、商品ごとに色合いや文字の大きさだったり1度出来ればデータを保存できるものは順調に進んだのですが、難しく苦労したのは文字の平行でした。
画像のように刻印する場所に枠が出てくるのですが、ネクタイピンに反射してレーザーポインターが全然見えなかったり、ネクタイピンがしっかり平行になっていないと片側だけ刻印がうまくいっていなかったり...
試行錯誤し、ようやく活字書体を一部のネクタイピンのみでスタートしました。
販売後、順調に準備も進んでいきネクタイピンのほとんどで名入れをスタートできました。
その後、苦戦していた筆記書体を調整しました。
試験段階では、文字が小さすぎて見えないというスタッフの声もあり改良を重ね、ようやく3月中旬ごろに筆記書体をスタートしました。
筆記書体の人気は凄く、お客様より好評の声を頂いており私もホッとしています。
最近では、人気のネクタイピン「凛」、「柔」に名入れができませんかとお問い合わせを頂いたりしていました。現状の物では裏面にタバラットのロゴがあり出来なかったのですが、ロゴ違いを作って名入れができるようになりました!
他にも人気のマネークリップ、
父の日に贈りやすRHODIAのボールペンにも名入れが出来るようになっています。
今後の商品追加にもご期待ください!!
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[TAVARAT 公式オンラインストア]
※楽天市場、Yahoo!!ショッピング店、amazonにも出品中。
[想いを届けるお手伝い。メッセージチャームサービス 父のひにご活用ください]
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※営業日はgoogleマップ詳細をご参照下さい。
シンプルを極限にまで美しく。タバラットのガラスロットピン。
タバラットはこれまで金属加工、そしてガラス加工の職人さんとそれぞれモノづくりを進めてきました。
■宇内金属工業株式会社
金属加工については大阪の宇内金属工業株式会社さん。昭和16年から続く老舗の金属加工工場さんです。
宇内金属工業さんとはこれまでネクタイピン、マネークリップ、はたまた金属と本革を組み合わせた沢山の小物を一緒に作ってきました。
■HARIOランプワークファクトリー株式会社
ガラスについてはHARIOランプワークファクトリー株式会社さん。コーヒーのガラス機器で有名なHARIOが手掛けるガラスアクセサリーのブランド・工場さんです。
HARIOランプワークファクトリーさんとは、ガラスのカフス、ブローチなどを一緒に作ってきました。
それぞれの工場さんと一緒のお仕事をさせて頂きながら、金属加工やガラス加工の技術を組み合わせた、ガラスと金属をMIXさせた他にはないアイテムを作ってみたい。そんな風に考えるようになり、1年くらい前から工場さんと一緒になってアイテム作りをスタート。
作るアイテムはネクタイピン。TAVARATの定番アイテムです。ここに一つ新しい風を吹き込んむことにしました。
■安易に考えていた開発スタート
スタート当初、シルバーカラーにガラスをのっけて接着するだけなので、それぞれをお洒落に仕上げたら自然と格好良くなるはず!と正直安直に考えていました。
しかし進めてみると、当然色々な課題が。
まず、HARIOランプワークファクトリーさんのガラス加工は全て手作業です。ガラスを全て均一な形にはできません。
一方で、真鍮の土台は一定の厚みがないと、金具の加工に際して加える高熱で曲がってしまいます。曲がるとガラスとの接着が安定しません。
そのため、土台を分厚くし、その上で多少ガラスの形が違っても接着時に問題がないような形から進めることにしました。構造としては非常にシンプルです。
初期のサンプルがこちら。土台はメッキをかけていないので真鍮無垢です。
この写真だけ見るとアンティークな雰囲気でお洒落にも見えるのですが、率直な感想として大きすぎてこれではダメだと感じました。さらに小さな凹凸の多いガラスと金属の接着面から接着剤が漏れやすい。これでは加工が非常に難しく、工場さんの負担が大きくなりすぎます。
改善方法を工場さんの提案なども頂きながら考え、接着面を安定させるために金具・ガラスを凹凸にしたり。
なんてことも双方の工場さんに無理を言いながらチャレンジしてみましたが、金属と形に均一性を出せないガラスとの組み合わせのバランスは難しく、仕上がりも雑になってしまいました。これではせっかくの素材を悪い方にミックスしてしまってる・・・、老舗の工場さんに申し訳ない、そんな葛藤ばかりで前に進めずにいました。
■サンプルを重ねて見えてきたもの
何度も思案を重ねていきながら、出てきた課題を整理し、
・見た目が格好良い
・ガラスが綺麗に収まる
・ガラスと金属の接着に無理がない
この3点を確保できる形を、デザイナーの南田くんが工場さんと何度もアイデアを交わし、金具、ガラスは下記の形へとたどり着きました。
■半円形の金具
タバラットのローレットネクタイピンを参考に、半円形の形に溝を掘りました。接着面を残しながら、貫通部分を作ることでガラスの透過を活かせるようにしました。
画像を残しておきたかったのですが金具単体の画像を残し忘れておりました・・・
■丸棒型のガラス材
丸い棒状のガラスを作るようにしました。形が安定しやすいことが一番の理由です。フロスト加工を加えることで、見た目のアクセントもつけました。
この形で双方の工場さんと最終調整。ガラス材は最終的にシンプルな形におさまりHARIOランプワークファクトリーさんの技術をふんだんに使って・・・という作品にはならなかったですが、金具の溝にきっちりとはまるように誤差を納めるにはやはり細かい調整が必要で、最後まで丁寧に制作を頂きました。
■ガラスロッドピン
2つの部材を組み合わせてできあがったのがこちら。その名も「ガラスロッドピン」
シルバー、ブラックシルバーの金具に、クリア・フロストを半分半分にしたもの、フロスト・クリア・フロストの3分割のガラスをそれぞれはめ込みました。
オブジェとして飾っておきたくなるような美しさ。
装着時には、クリア部分が透過しネクタイの柄を映し出します。
ですのでネクタイを変えることで、表情が変化します。
■最後に
作った側が何度も言うのもはばかられるのですが、しかし私のこのネクタイピンに関する感想は、「美しい」。老舗の金属加工工場、ガラス加工工場。それぞれの技術や経験で、いまの時代に合ったシンプルかつ美しい、この時代だからこそつけてみたいと思える「ネクタイピン」が完成したことを嬉しく思います。
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洗うのも簡単なクイックストール!洗い方を解説します。
先日リリースしましたタバラットのクイックストール。ストールをもっと気軽に、そしてお洒落をもっと身近に感じて頂けるようになると大変嬉しいです。
さて、クイックストールですが春夏頃のご利用を想定しており、肌に直接触れて使うことになりますので汚れなども気になるかと思います。
クイックストールはモダールと呼ばれる素材を使用しており、シルクのような肌触り。レーヨンの1種で素材表記上はレーヨン100となりますが、レーヨンの弱点でもある水への弱さをクリアした素材で、気軽に洗濯が可能です。
〇クイックストールの洗い方
1、手洗い
薄手の生地なので基本は手洗い推奨です。毎日洗うような場合はさっと流すくらいで大丈夫です。お湯のほうが汚れは落ちやすいです。
汗をたくさんかいた日や、汚れや臭いが気になる場合は水またはぬるま湯をためて、しっかり目に洗ってください。オシャレ着用の洗剤や、薄めの液体洗剤で洗ってもOKです。色落ちの可能性があるので浸け置きは推奨しません。
2、脱水
洗い終えましたら、畳んだ状態で水を押し出すようにして脱水してください。雑巾のように絞らないでくださいね。
3、吸水(飛ばしてもOK)
薄い生地なので2から干してもOKですが、より丁寧にする場合、またはできるだけ早く乾かしたい場合はタオルを敷いて、一緒に巻き付け、軽く押して水分をタオルに移します。これをするとシワもつきにくいです。
4、乾燥
日陰平干し推奨です。まず、濡れた状態でシワを伸ばしてください。引っ張りすぎないように注意くださいね。
干し方ですが、タオルハンガーのようなものに生地を広げて干してください。この時、生地が重なると乾きが遅くなりますのでできれば隙間を空けて。
室内でしたら、↓写真のようにサーキュレーターや扇風機の前に置いたり、夏場でしたらクーラーの前に置いたりすると早く乾きます。サーキュレーターの前で部屋干ししてみましたが、1時間ほどで乾きました。サーキュレーター無しだと2、3時間くらいでしょうか。
風を通すと形がよれてシワになるかもしれないので洗濯ばさみで留めるか、洗濯ばさみの跡が気になる場合は↓のようにループ部分をうまく使って欲してみてください。ハンガーならズボンハンガーなどが使いやすいと思います。
室外で干す場合は、あまり長時間になると色褪せなどがでるかもしれませんので短時間でお願いします。夏場なら1、2時間もあれば十分乾きます。
5、生地の縮み等について
洗濯前と後でサイズを計ってみましたが、縮みは見られませんでした。1回だけですので評価としては弱いかもしれませんが、水に濡れれば極端に縮むといったことはございません。
●●●洗濯機の使用について●●●
念のため、洗濯機に入れてみました。
・生地が傷む
・色落ちや色移りの可能性
があるのでお勧めはしませんが、洗濯は可能でした。
ネットに入れて洗濯。
洗濯・脱水後はやはりシワシワです。このまま干せば確実にシワシワのままなので一旦水に濡らして軽く絞り、干してみます。
濡らして伸ばせば多少シワは伸びましたが、少し残った状態です。できなくはない・・・という結果でございましたが、やはり長期的に見ると生地が傷みやすいのでお勧めは致しません。
■最後に
クイックストールの洗濯方法、いかがでしたか?
巻くのも手入れも簡単で気軽に伝えるストール。そんなところが伝わりましたら幸いでございます。
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ファッションをもっと気軽に楽しく。タバラットのクイックストール。
「難しそう。」
「巻き方わからない」
みなさんがストールに抱いているイメージはどんな感じでしょう?
私がずっと思っていたのはこの2点でした。
一方で、
・シンプルな服装をストール一つでお洒落に変えてくれる。
私はストールをそんな魔法のようなアイテムだと考えています。
オシャレが苦手な私にとって、百貨店でマネキンに着飾られたストールは「そんな合わせ方はできない」と感じる未知の世界。だから、タバラットで販売してきたストールはできるだけシンプルなイメージで、気軽に巻けるようなページ作りを心掛けてきました。
でもそれだけではまだ足りない。もっと気軽に。もっと楽しく。そんなストールを作りたい。そうして今回のクイックストールが完成し、間もなく販売をスタートします。
その名の通り、巻き方を考えず、サクッと巻けるストール。片方にループが作ってあって、そこにもう片方を通して軽く整えるだけ。これだけで無地のTシャツがグッと映えます。
中学一年生のとき、おまえの服装がダサいからアメ村に行って服を買おう!そう言われて友達と大阪ミナミのアメ村で服を買いに行ったことがありました。たぶん初めて自分で服を買いに行った日。こわもてのお兄さんたちに声をかけられ、自分で選んだのかもよくわからないままに服を買って、お洒落なのか何なのかよくわからないまま、自分のファッションは15年くらい迷走しました。
転機は10年くらい前、初めてストールを巻いた日。それまで「お洒落な人しか巻いてはいけないもの」と思っていたストールを、当時皮膚に疾患をもっていた私は首周りを隠す目的で巻いてみたのでした。小難しいことは考えず、気軽に。
そして「ストールって凄い。無地シャツをお洒落にしてくれる魔法のアイテム!」と感動。
それ以来、ファッションを難しく考えることをやめ、シンプルならシンプルに、楽しむならシンプルにちょっと+して。という基準ができました。それは、今タバラットで商品作りをする上でのベースの部分にもなっています。
さて、だいぶ脱線しましたがそんな自分を変えてくれた「ストール」。クイックストールを作ったのは、自分と同じようにお洒落を小難しく考えてしまって迷走してしまった人に、「もっと気軽でいいんですよ。」と伝えたかったから。
そんな人の心に響くアイテムでありますように。
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Makuakeに挑戦。キャッシュレス時代の新財布、Receca(レシカ)の開発秘話。
前回記事でご紹介しました、クラウドファンディングへ挑戦中のキャッシュレス時代の新財布、Receca(レシカ)。おかげさまで1月26日10時時点にて、75名の方のご支援を頂いております。
さて、そのRececa(レシカ)について、前回は「なぜ作ったか?」について書いてみましたが、今日は開発にあたって苦労したことや、この財布を作るにあたってこだわったことを書いていきたいと思います。
■大枠の形を決める
カード3枚とレシートという「収納するもの」は決まっておりましたので、それをどんな形にするか?をデザイン担当と何度も詰めることになりました。今回、日本製でも「買いやすい価格帯にする」ということも一つテーマとして掲げておりましたので、
・できるだけ無駄なコストがかからないように、構造や仕様はシンプルに。
・とはいえデザインは高級感がでるようにしたい。
・使いやすさは絶対に大事
という3点をベースに話を進めました。入れやすさを重視し、革のマネークリップで時々見かける中央が切れてて、両サイドにぺりっとめくれるような形は?
そんな話もありましたが、それだと収納時に2回めくる必要があるし、中央部分にレシートが見えてしまうので作業が増える&不細工は良くないなとなり却下。色々な案を検討した結果、二つ折り財布と同じような構造が実は一番使いやすいのでは?という結論に至りました。最初からこれでいいや!ではなく、グルっと回って実はシンプルが一番かも。となったわけです。
■サンプル、そして革選び。
形は決まり、シンプルなら作るのも簡単かもと思っておりましたが、工場さんと話をすると色々と課題も見えてきました。いくつかの工場さんと最適な形を模索しましたが、ひとえに革工場さんといっても得手不得手があります。二つ折り財布を作る場合は、
・開きやすい
・閉じた時の形が整っている
・(今回なら)レシートポケットが窮屈にならない
が大事になってきますが、サンプルを作ってみたら窮屈でレシートを入れずらいということもあり、いくつかサンプルを作った中で、ここが得意な工場さんと進めることに致しました。適度にハリがあり、レシートは15枚~20枚は入り、窮屈で無い形。ここを大事にしました。
↑はレシートをいれていない状態。赤丸部分の外側と内側の長さの違い上下のバランスなどで、ここの見た目や収容力が変わってきます。極力薄くはしたいけど、それで収容力や入れやすさが損なわれては本末転倒なので、工場さんに絶妙のバランスに仕上げて頂きました。↓はレシートを入れた状態です。
写真にすると少し厚みがあるようにも感じますが、実物はもう少しシュッとして見えるかと思います。なお、使い始めはレシートを抜いた後に少し前方後円墳みたいな形になることがありますが、数日~数週間で上記のような形に整ってきます。
■メイン素材選び
財布にとって見栄えの1丁目1番地は素材の革。ここはいつも頭を悩ます課題です。その質感1つでイメージが大きく変わってくるので、目的にあった素材選びが欠かせません。
工場さんに相談すると、男性ものの革製品となると経年変化する「The 革!」のような素材をお勧めされることが多いです。TAVARATの製品にも多いですし、今回の1stサンプルもそういう素材だったのですが、実際にできたものをみると少しイメージと違って違和感がありました。
キャッシュレスが当たり前の、スマートでシュッとした印象の男性。なのでThe 男性の財布!よいうより、少し上品さが伝わる素材にしたいな・・・となりまして、ちょうどいま進めている別の企画で使いたいなと思っていた素材、橋本産業さんのFuwariがこのRececa(レシカ)にぴったりかもと試作を作ってみたところ、見事にイメージ通りとなったわけです。
Fuwariはヌバックのようななめらかな手触りで触ってて物凄く心地良いです。なおかつ見た目は上品。
それと、素材自体が柔らかいのと、クロム鞣しの革なので薄くすることができ、製品の薄さやポケットの開きやすさなど、Receca(レシカ)のメリットをしっかり引き出してくれることになりました。
■サイズ感や厚み
サイズは極力小さくすることを目標に作りました。仕様が決まった段階で大きくなる要素も無かったのですが、名刺入れくらいにしたいと思い作ってみて、ちょうど前回のMakuakeで作ったTps-048名刺入れとほぼ同じサイズでしたので並べてみました。
この名刺入れ、4方サイズは通常の名刺入れよりも一回り小さいです。このサイズ感に収まったのは、持ち運びやすさを考えると非常に良かったです。
厚みもほとんど同じ。ポケットのサイズ感や素材にもよりますが、私の感覚でほぼほぼ前ポケットに入れて持ち歩いても気にならないサイズ感、厚みに仕上がりました。
■カラーバリエーション
Fuwariの色数が15個もあったので選択肢に悩みましたが、その中から4つを選ぶことに。王道のブラック、人気のネイビーは外さないように、+サンプルを作ってみて格好良かったグレー。それと、タバラットはメンズ雑貨ブランドなのでメインターゲットに女性は考えていなかったけど、女性スタッフも使ってみたいという声が多くて、どんな色がいいか聞いてみたら「グリーン!」ということで、鮮やかなグリーンを選びました。
Makuakeでは女性の方も一定数購入してくださっていて、グリーンが人気なので作って良かったと感じた次第です。
ちなみに今回、ブラックとグリーンを組み合わせたMakuakeプロジェクのみでの販売の限定カラーも作ってみました。決して某アニメをイメージしたわけではないのですが・・・。プロジェクト開始とともに限定カラーはすぐに売り切れて、もっと作っておいたら良かったかな・・・とも思いましたが、だからこそ限定の良さがあるとも感じました。当然ですが追加生産はしませんので、ご購入下さった方には特別感を感じて頂けたら幸いでございます。
■裏地選び
コストを抑えたいということもあり、最初は裏地を貼らないという選択肢もありました。「The 革!」なら裏地のままでも可能だったのですが、裏地が革の裏のままだと摩擦が強く、これがレシートの出し入れに影響しそうでした。
そこで、同じ工場さんで過去に何度も裏地素材として使っていて、お札などがスムーズに出し入れできると評判が良かった綿100のオックス生地を採用しました。
■最重要課題、レシートポケットの長さ、高さ
さて、長々と書いてまいりました。シンプルな製品ですが、製品開発はシンプル=簡単ではなく、詰めないといけない部分は沢山あり、ここに書ききれないほど他にもたくさん詰めながら進めてきたのですが、今回の一番の課題はレシートポケットの高さの最適解の追求でした。
Receca(レシカ)の肝は、あえてお札はいれず、レシートの高さにすることで名刺入れ以下のサイズにしたことなのですが、ではレシートを入れる最適なサイズとは?は難しいテーマでした。
レシートといってもサイズは一つでは無いですし、長さは買ったものの数で変わります。まずレシート自体のサイズは、コンビニ等で出てくる一般的なサイズに絞ることにしました。UNIQLOさんなどの大きなレシートを対象にしてしまうと普通のサイズになってしまって本末転倒なのと、生活してみて95%以上は普通サイズのレシートなので、ここはそれを基準に考えることにしました。
長さは店によっても買った量によっても変わりますので、長ければ折るということは気にせず、名刺入れより小さくなって、カードが両サイドに収まるサイズを意識しました。
そして最後の難関、高さ。いくつかサンプルを作ったあと、最終サンプルとして極力大きくならないように、レシートのサイズがギリギリ入るように設計してみたのが↓の写真の奥側。
ご覧のように、レシートを入れと本当に摺り切りギリギリ・・から2,3㎜くらい中に入った感じです。使ってみて、非常に使い勝手も良かったのですが、時々レシートの高さを調整しないと端が出てきたりということがありました。少し面倒なのと、革製品は手作りなので、あまりギリギリを基準にしてしまうと微妙な誤差で使えない商品がでてくるかもしれません。でも極力無駄を省いた形に挑戦したい。最終サンプルとして仕上がってきてからしばらく悩みに悩んだ結果、それより1㎜深くした仕様で再度最終形を仕上げることにしました。(↑写真、手前側)
たった1㎜ですが、少し大きくなったような印象でした。ただ、依然名刺入れよりも小さく薄く、大きさは問題無い。そして何より、レシートを入れる際の不安点が解消されていました。悩んで変えて良かったと感じました。
■最後に
こうした課題点をクリアしながら、Receca(レシカ)は誕生しました。
製品開発はいつも色々なことに頭を悩ましながら形にしてゆきます。その課題に対し、何がベターかを試行錯誤しながら形にしていくのですが、当然ですが全てが受け入れられるわけではありません。実際に市場にでて、その商品が本当に必要とされているのか?というのは常に不安な部分でもあります。
今回自社の公式サイトでなく、Makuakeにて先行販売をさせて頂いたのは、Makuakeならこうして作り上げた商品の細部を見て検討くださるかたが多いかもしれない。本当に必要と思ってくださる方に届くかもしれない。そう感じたからでした。
スタートするまで不安でもありましたが、無事目標を達成し、なおかつたくさんの応援コメントを拝見し、「Receca(レシカ)を作って本当に良かった。」そう胸をなでおろしました。
もちろんまだお客様の手元には届いておりませんし、実際に使って頂いてからが大切なので、プロジェクトを無事進め、終了後、実際に使って頂いての感想も楽しみにお待ちしたいなと思います。
現時点でプロジェクトはまだまだ進行中でございますので、まだページをご覧頂いていない皆様は、ぜひぜひ気軽に覗いてみてくださいませ。
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