フェイスブックにて何度か書かせて頂いておりますが、7月より販売スタートしましたマネークリップが非常に好評を頂いております。
ブラックの輝きが印象的ですね。(↑は某雑誌をパロディさせて頂いたものです。)
先日Amazonベストセラーランキングでも一瞬ではございますが、マネークリップランキングで1位を頂きました。
一時間ごとに更新されるランキングですので一瞬だけではございましたが、その後も10位前後で推移しております。
ところで「マネークリップ」という言葉、聞きなれない方も多いのではないのでしょうか?まずはマネークリップについて少し書かせて頂きます。
小銭の多い日本では財布に小銭、お札、カードをまとめて入れることが多いのであまり馴染みがないのですが、紙幣がメインの国ではわりと一般的なアイテムだそうです。
とはいえ日本でもしっかりとニーズがあり、も色々なマネークリップが売られています。
当店のマネークリップのようにお札を挟むだけシンプルなもの、カード類を一緒に持ち歩けるもの、二つ折り財布から小銭入れを省いたようなものなど、多種多様なアイテムがございます。
そんな多種多様なマネークリップの中で、先ほども述べましたが当店のものは非常にシンプルな作りとなっています。
このベーシックな形のマネークリップ。輸入品では数百円のものもございます。 「お札を挟む」という機能だけで考えれば、当店の物も数百円のマネークリップも、正直差はございません。それらのアイテムと差別化を計るため、その加工に大阪の金属加工技術をお借りしました。
まず、素材には真鍮を使用しています。アルミやステンレスに比べて割高な素材ではありますが、弾性を持っているためお札を挟むのに良い固さがあること、適度な重さがあるために失くしにくいことなどのメリットがあります。
ただし、真鍮は錆びやすく、色が変化しやすいというデメリットがございます。
(この変化を楽しむという方もいらっしゃいます。)
また、真鍮のままではアンティークな感じになり、当店の
アイテムイメージとも少し違ってきてしまいます。
そこで、錆を防ぐことと見た目の高級感を作り出すために必要な作業がメッキとなります。
「メッキ」と聞くと、安っぽいイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、金属加工の上では様々な目的で施される重要な加工となります。
ただ、単にメッキを施しただけではのっぺりとした安っぽい感じに見えてしまう可能性もあります。
(アイテムにもよりますが、マネークリップのようなフラットなアイテムならその可能性が高いです。)
ここで、メッキに鏡面仕上げやサテーナ仕上げといった加工を施して高級感のある仕上がりにするのですが、マネークリップに鏡面仕上げでは少し派手派手しくなってしまいますので、落ち着いた輝きがでるサテーナ仕上げを当店のマネークリップには施しています(ブラックイブシ、ゴールドサテーナ)。
ブラックイブシ
ゴールドサテーナ
真鍮研磨