サッカー観戦が趣味で、W杯は4年に一度の大きな楽しみでしたがここ数年は仕事も家庭もバタバタなせいか観戦熱も下がり、W杯も監督人事や選手選考で色々とゴタゴタもあってかあまり自分の中で盛り上がりに欠ける部分がありました。
ただ、私が応援するセレッソ大阪の選手や元所属選手が先発になりそうということで、時間も寝る前の良い時間でもありましたので初戦はあまり期待しない程度にテレビを見てました。ところがどっこい、開始3分でまさかのPKゲット&相手DFのレッドカード。「おぉ」と急に期待が膨らみ、同点に追いつかれながらも半端ない大迫選手のゴールで見事勝利を収めた第一戦。急に期待が大きくなって、このあとの第二戦、三戦を見るベきかどうかに悩まされております。平日の深夜ですからね・・・
さて、TAVARATではこの2,3ヶ月で新しいスタッフが3名増え、人が増える事は嬉しいことなのですが元々が小人数で、人が増えて仕事を教えたり引き継いだりで当面はバタバタ続きの毎日にてんやわんやしております。
てんやわんやしておりますが、新しい商品も着々と登場しています。4月から販売しておりますが紹介が遅れたネクタイピンを一つ。
タイトルの通り、ギザギザしています。溝を掘ってストライプの柄を作っているのですが、シンプルでいて結構作りが難しいのです。
今回の商品でこだわったのはこの溝の深さ。約2mmの深さがあります。TAVARATのネクタイピンのベースの土台は基本3mmの真鍮土台を使用しています。そこに2mmの溝を掘ってしまうと耐久性に問題が出てくるということで、一度工場からNGが入りました。
「溝は1.5mmでいきましょう。」そんな提案がきて、私もOKを出しかけたのですがデザインをしたスタッフTが「2mmじゃないと格好悪いです」と一言。
正直このときは???だったんですが、彼女の中で絶対に譲れないデザインがそこにはあるようで、2mmの深さはマストにして、じゃあ土台を厚くする方向でやってみましょうかということになりました。
ネクタイピンの柄物はダイヤカットと呼ばれる方法で細かな柄を入れることが多いんですが、こういう大きな溝を入れるには不向きです。この加工にはフライス加工、中でもメタルソーと呼ばれる(上の写真は全然関係のない工程なのですが・・・)、丸いチェーンソーのようなものでカットしていきます。ただでさえ小さな物に小さく細い溝を均等にいくつも彫っていく作業・・・・。「山本さん、これ難しいです」って何度か言われましたが「伸びしろですね!」と修正を重ねてもらって最後にはイメージ通りの形に仕上げて頂きました。工場さんの試行錯誤にはいつも本当に感謝です。
仕上がってきた製品をみてスタッフTが2mmの深さに拘った理由に納得。確かに格好良いです。深さが足りないとこの格好良さは出なかったはず。それくらいデザインに深みがあります。
この立体感は装着するとより引き立ちます。パッと見た印象はシンプルなのですが、この溝が少しずつ少しずつ存在感をアピールしているような、強さ、男らしさ、そんな何かを感じさせてくれます。
0.5mmの違いへの拘りをおろそかにしてはいけない。そんなことをスタッフTの半端ないこだわりに考えさせられた製品作りでした。ネクタイピンとセットでカフスも準備しています。
溝をほるのに使用したメタルソーですが、これがなかなか男心をくすぐる機械です。初めて聞いた!って方はぜひ一度ググってください。このタイピンの無骨なお洒落はなるほど、こんな機械でつくってるかたこんな雰囲気がでるのか!と納得していただけるはずです。
さぁ、W杯の第2戦VSセネガルは日曜日の深夜0時。月曜日から寝不足で出勤するわけにもいかないので見ようかどうか悩み中・・・・いや、見ます。前後にしっかりと睡眠をとってしっかり応援します!
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
TAVARAT Store Manager 山本
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
記事でご紹介したアイテム
▼Yahoo!店
▼Amazon店
(タバラット) TAVARAT 日本製 ネクタイピン 真鍮製 ストライプ ワニロ式 (シルバー) Tps-061_sv
- 出版社/メーカー: サイバール株式会社
- メディア: ジュエリー
- この商品を含むブログを見る
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
TAVARAT アンテナショップ